どうも、薬剤師ブロガーのアツポン( @Atsuponpapa)です。
ゴキブリに対する殺虫剤は種類が多いですよね。
皆さん、どれを買ったらよいか悩んだことはありませんか?

実は、使われている成分の数は限られており、タイプ別に分けることで殺虫剤を選びやすくなるんですよ。
必要最低限のゴキブリ駆除剤を適切に使って、しっかりゴキブリ退治しましょう。
本記事では、ゴキブリに対する殺虫スプレーと毒エサタイプのゴキブリ駆除剤の選び方、さらに殺虫剤のおすすめ最強ランキングを紹介します。
ゴキブリ殺虫剤のタイプと選び方
ゴキブリ駆除剤は様々なタイプがありますが、大きく分けると4つのタイプになります。
ゴキブリ駆除剤の主な4タイプ
- スプレータイプ
- 毒エサタイプ
- くん煙剤タイプ
- 捕獲器タイプ
一般家庭であれば、殺虫スプレーを常備し、毒エサタイプを設置すれば十分であると考えています。

① スプレータイプ
スプレータイプの定番はゴキジェットなどのゴキブリ殺虫スプレーです。
これらの殺虫スプレーはゴキブリに特化した速効性があるイミプロトリン(ピレスロイド系)を配合しています。

イミプロトリンを有効成分とするゴキブリ特化スプレーにはゴキジェットなどがあります。
ゴキブリ凍結スプレー
最近では凍結効果によりゴキブリを倒すスプレーも多く登場しています。
基本的に殺虫成分を含まないので効果が弱いというデメリットもありますが、赤ちゃんやペットがいる家庭では安心して使えますよね。
固まる泡スプレー
以前は泡が固まるタイプのスプレーもありましたが、殺虫効果が弱く、最近は見かけることも減っています。
本当にゴキブリが苦手な人は、殺虫スプレーを使用してから最後に固まる泡スプレーを使って、直接触れずに捨てるのが良いでしょう。
口コミを調べると、固まった泡で部屋が汚れたり、固定してもゴキブリが生きている悲劇的な光景も…最後に使うのが良いですね。
② 毒エサタイプ
毒エサタイプのゴキブリ駆除剤は、ゴキブリを誘い込んで毒エサを食べさせることで倒します。
さらに、ゴキブリが巣に戻ることで仲間も一緒に一網打尽にできるんですよ。

ブラックキャップやコンバットの主力商品では、有効成分として殺虫効果が高いフィプロニルを使っています。
既存の殺虫成分の中でも強力な作用があり、フィプロニルを摂取したゴキブリは24時間後には全滅しています。参照:ゴキブリベイト剤 殺虫剤研究班報告
また、ピレスロイド系殺虫成分(イミプロトリンを含む)に耐性があるゴキブリが増えていますが、フィプロニルは耐性ゴキブリにも殺虫効果を発揮します。
③ くん煙剤タイプ
くん煙剤と言えばバルサンです。

バルサンを焚くことで部屋全体に殺虫成分を広げることができ、ゴキブリだけでなくノミやダニにも効果があります。
引っ越した直後や季節の節目に使うのがイイですね。
④ 捕獲器タイプ
捕獲器タイプとしてはゴキブリホイホイがあります。
誘引剤と粘着剤で構成されており、殺虫剤は含んでいません。

捕獲器タイプを使うのであれば、仲間も一網打尽にできる毒エサタイプがおすすめです。
毒エサタイプなら生きているゴキブリに直接出会うこともありません。
殺虫スプレーのおすすめ最強ランキング
ゴキブリに効果がある殺虫剤スプレーのおすすめランキングを紹介します。
1位 ゴキブリがうごかなくなるスプレー
ゴキブリがうごかなくなるスプレーは略して「ゴうス」とも呼ばれています。

ゴキブリに特化した有効成分(イミプロトリン)を配合し、その含量はゴキジェットよりも高いんですよ。
有効成分 | 有効成分の濃度 | 使用方法 | メーカー | |
---|---|---|---|---|
ゴうス | イミプロトリン | 0.833 w/v% | 2秒間直接噴射する。 | キンチョー |
ゴキジェット | イミプロトリン | 0.476 w/v% | 小型ゴキブリには1〜2秒噴射、 大型ゴキブリには6〜8秒噴射する。 | アース製薬 |
イミプロトリンは速効性が高い成分であり、ゴキブリに特化した成分として開発されました。
その含量が高く、効果が期待できるのがゴキブリがうごかなくなるスプレーです。
2位 ゴキジェット
ゴキブリ特化型スプレーの定番といえば、ゴキジェットプロです。

日本の殺虫剤トップ3のメーカーでゴキブリ特化成分(イミプロトリン)を含むスプレーは下記3ブランドが販売されています。
- ゴキジェット(アース製薬)
- ゴうス(キンチョー)
- ゴキファイター(フマキラー)
ゴうスやゴキファイターストロングが450mlタイプで約800円で販売されていますが、ゴキジェットは300mlで約500円で販売されています。
450mlタイプも他ブランドと同じ価格帯です。
商品 | 値段 |
ゴキジェットプロ 300ml | 約500円 |
ゴキジェットプロ 450ml | 約800円 |
一般家庭なら頻繁には使わないので、小さめで低価格で買えるゴキジェットは嬉しいですよね。
販売実績と安心感ならゴキジェットです。
3位 アースジェット
ここまで紹介したゴキブリ特化スプレーとは系統が異なりますが、万能型な殺虫スプレー アースジェットもおすすめです。

効能効果にもゴキブリが明記されています。
ただ、ゴキジェットなどに比べると速効性が弱い点には注意しましょう。
有効成分は速効性が高いフタルスリンと残効性もあるフェノトリンです。ノックダウン(仰向けになって動けない)効果の速さはゴキジェットのほうが高いです。
そして、アースジェットのメリットは…圧倒的に安い!
1個あたり約250円で購入できるので、万能型な殺虫スプレーとして常備しておきましょう。
毒エサタイプのおすすめ最強ランキング
最近はゴキブリ駆除の主力商品として毒エサタイプが各社から販売されています。
毒エサタイプのメリットは以下の2点です。
- 仲間も含めて一網打尽にできる
- ゴキブリと直接闘う必要がない
さらに、各社の主力商品では有効成分としてフィプロニルを配合しており、抵抗性ゴキブリにも有効な点が特徴です。
ここでは、そんな毒エサタイプのおすすめランキングを紹介します。
1位 ブラックキャップ
市販のゴキブリ駆除剤の中でも最強と呼ばれるのがブラックキャップです。
その有効成分(フィプロニル)に由来する強力な効果だけでなく、安全面から子供の誤飲防止を目的としてデナトニウムも配合しています。
毒エサをゴキブリに食べさせるための誘引成分は各メーカーで工夫されており、ブラックキャップは水飴や香料が使われています。
この誘引効果も大切であり、競合商品との差別化ポイントです。
ベランダや玄関には屋外用ブラックキャップを使い、ペットや赤ちゃんがいる家庭でも工夫して使うことができますよ。
こんな優れた商品なのに、他の毒エサタイプと比較して、値段が安く、コスパが高い点は最も評価したいポイントです!
2位 コンバット
コンバットの特徴は、設置したい場所に合わせた複数のラインナップがある点です。
ただし、成分が異なるタイプもあるので商品選びの際には注意が必要です。
- コンバット1年用
- コンバットブラックハンター
- コンバットスマートタイプ
- コンバット玄関・ベランダ用
毒エサタイプだからこそ、速効性と持効性の両方をもつフィプロニルを含む商品を選びましょう。
3位 ゴキファイタープロ
ゴキファイタープロの特徴は、屋外と屋内の両方に設置できる点と容器の形状が5種類ある点です。
毒エサタイプのゴキブリ駆除剤の中でもゴキファイタープロは万能型タイプです。
殺虫剤がないぞ!緊急時のおすすめ対応
ゴキブリを発見!!そんなときに使う道具の優先順位はこちらです。
家中を探しても、ゴキブリ駆除剤や殺虫スプレーがない…
そんなときには、界面活性剤を含むスプレーがゴキブリに効きます。
ファブリーズやリセッシュ、あとはキュキュット泡スプレーも有効です。
まずは手元にある道具で対応できたら、今後のために殺虫剤を買っておきましょう。

まとめ:ゴキブリ殺虫剤おすすめランキング
ここまでゴキブリに対する殺虫剤おすすめランキングを紹介しました。
ゴキブリ退治のための殺虫スプレーならイミプロトリン、毒エサタイプならフィプロニルを含んだ商品を選びましょう。
コスパも踏まえながら、ゴキブリ退治の商品を見つけて下さいね。