本記事ではエシレバターと他のバターの違いを解説します!
エシレバターを使った焼き菓子は人気が高く、エシレの国内店舗も増えてきました。
エシレバターは高級バターであり、三ツ星レストランやロイヤルファミリーも御用達と言われています。

エシレバターの違いが気になる人はこちら「エシレの違い!発酵バターを解説」から読んでみてください。
本記事では高級なエシレバターの特徴、他のバターとの違いを解説し、さらにエシレの焼き菓子の国内店舗も紹介します。
エシレの焼き菓子は通販もできるので、こちらの記事も参考にどうぞ。

エシレとは?フランスの発酵バター
エシレのバターはフランス中西部の「エシレ村」で伝統的に作られる発酵バターです。
伝統製法を守り続けるエシレバターは、クリーミーな口あたりと芳醇な香りが特徴です。

エシレバターの生産地 エシレ村
エシレ村はフランスの大西洋側に位置するヌーヴェル・アキテーヌ地域にあります。
酪農が盛んな人口3,000人の小さな村です。
Google Map(航空写真)を見て頂くと分かりますが、中心の住宅地以外は牧場が広がる田舎です!
そのエシレ村で1894年からエシレ酪農協同組合によりバター作りが続いています。

エシレ酪農協同組合には約70軒の酪農家が所属し、鮮度を維持するために生乳を毎日集荷してバター製造が行われています。参照:畜産産業振興機構
一級品の証!AOP認証
エシレバターはEU(欧州連合)からAOP認証(原産地名称保護)を受けています。
バターの製造工程が仕様書で厳しく定められており、酪農家がマニュアルに沿って乳牛を管理しています。
乳牛の飼料が牧草の場合、時期により牛乳の味が変わってしまいます。
エシレでは、マニュアルに沿って育てた牧草や干し草を乳牛に食べさせており、牛乳の味が安定していることも品質維持に繋がっています。
エシレの違い!発酵バターの工程を解説
エシレバターには他のバターとの違いがあります。
その違いは伝統的な製造手法を厳しく守るエシレのこだわりでもあります。
① 原料のこだわり
エシレの工場から半径30km以内の酪農場で搾乳された牛乳のみを使用しています。
搾乳から回収までは 72 時間以内といった条件もあります。
その乳牛の飼料や育成方法もマニュアルで規定されているんです。
② 伝統の発酵バター!発酵工程
日本のバターは「非発酵バター」ですが、ヨーロッパでは「発酵バター」が主流です。
ヨーロッパでは紀元前から発酵技術とともにバター製造が発展してきました。
日本にも古くから味噌や納豆の発酵文化がありますが、バターに関しては歴史が浅く、冷蔵技術が発達してから米国式の非発酵バターが普及しました。
エシレバター 1kgを作るのに生乳が22リットル必要であり、乳酸菌を使った発酵工程に18時間を要します。
この発酵工程で創業より代々伝わる乳酸菌を使用しており、エシレバターの風味とコクを生み出しています。
③ 木製の樽を使う!撹拌工程
エシレバターは、木製の樽を使って製造される唯一のフランス製バターです。

この伝統的な製造方法を厳しく守っており、エシレバターは撹拌工程で2時間半かけて90kgしか製造できません。
どこで買える?エシレバターの購入方法
手間と時間をかけて作られたエシレバターを日本でも購入することができます。
百貨店や成城石井で見つけることができました。

Amazonや楽天のネット通販でも取り扱っています。
エシレは10年以上前から片岡物産とパートナー契約を締結しており、エシレバターや焼き菓子を国内展開しています。
人気の焼き菓子!国内店舗を紹介
人気のエシレの焼き菓子は、実は日本独自商品なんです。
フランスの菓子職人と連携して商品開発を行い、日本で生産指導も行っています。
焼き菓子を販売しているエシレ専門店は日本に4店舗あります。
新宿伊勢丹
大阪梅田阪急
東京丸の内ブリックススクエア
渋谷スクランブルスクエア
新宿伊勢丹と大阪梅田阪急の店舗
百貨店では新宿伊勢丹と大阪梅田阪急にエシレの店舗が入っています。
東京丸の内と渋谷にも店舗
他にも東京駅近くの丸の内ブリックススクエアと渋谷スクランブルスクエアにも店舗があります。
エシレバターが日本で最初に進出したのが東京丸の内です。現在は梅田阪急と新宿伊勢丹にもあり、2019年に渋谷にもオープンしました。
まとめ:エシレの発酵バター
本記事では、エシレの発酵バターを解説し、その購入方法も紹介しました。
エシレバターは品質と美味しさを維持するために乳牛の育成からバター製造まで一貫して伝統的な製法を守った商品です。

エシレバターは日本の百貨店や一部のスーパーマーケットで購入できます。
また、エシレバターを使った人気の焼き菓子は路面店で購入できますが、阪急百貨店ではネット通販も可能です。
ぜひエシレバターを味わってみてください。