本記事では、ユニクロの加圧シャツを解説します。
かつて、ユニクロで加圧シャツ EASY EXERCISEが販売されていました。

2010年頃に販売されていましたが、今は販売終了しています。
なんと、僕は10年前に購入したユニクロの加圧シャツを今も持っているんです。


着ないまま衣装ケースに入れていただけです。
ユニクロの加圧シャツ EASY EXERCISEとは
2010年頃にスポーツのインナーとしてユニクロで販売されていました。

イージーエクササイズ Tシャツ
素材:ナイロン85%、ポリウレタン15%
値段:1.990円
色:ブラック、ホワイト
肩周りの点状樹脂フィルムが特徴的なデザイン。

独特な見た目だね!

体を動かす際に、このフィルムが抵抗となってカロリー消費をアップさせます。
EASY EXERCISEの機能
ユニクロの加圧シャツは、東京大学・東レ・ユニクロの共同研究による製品でした。
その機能は主に2つです。
- カロリー消費アップ
- 体型補整

体型補正とは、シャツの締め付けにより、体のスタイルが良く見えることです。

適度にお腹が引っ込みます!
カロリー消費アップのメカニズム
ユニクロの加圧シャツ「イージーエクササイズ」は歩くことで自然にカロリー消費量アップを目指した商品でした。
そのメカニズムは点状樹脂フィルムによる抵抗です。
点状樹脂フィルムが筋肉と皮膚に小さな抵抗を与える
腕の振り、腰のひねり、歩幅が大きくなる
体の動きが大きくなり、歩行スピードも上がる
カロリー消費量アップを狙ったスポーツインナーが「イージーエクササイズ」でした。
なぜ販売終了に?
ユニクロは他にもBody Tech(ボディテック)というコンプレッションウェアを展開した時期がありました。

今は見かけないね。

このユニクロのボディテック製品も持っていますが…
低価格な加圧ウェアなので貴重でしたが、残念ながら廃盤になりました。

ユニクロは2010年頃まではスポーツに特化したウェアやインナーも多く扱っていました。
しかし、それ以降はエアリズムやヒートテックなどの日常着のインナーに注力。

その後、ヒートテックに代表される日常的な機能性インナーは売上が伸びていきます。

一方、スポーツインナーは2010年以降にユニクロの売り場から消えていきました…
こうしてみると、ユニクロの製品群の中で淘汰されてしまった印象です。
加圧シャツやコンプレッションシャツは顧客が限られていることに加え、アンダーアーマーなどの本格的なメーカーがいることも影響したのかもしれません。
【販売終了】ユニクロの加圧シャツをレビュー
既に販売終了していますが、せっかく持っているのでユニクロの加圧シャツを紹介します。

結論から言うと…
正直、微妙なんですよ。
その理由をいくつか挙げていきます。
シャツの締め付けが弱い
普通のユニクロのクルーネックTシャツと比較すると、横幅が細めに作られているのが分かります。

着てみると、ユニクロの加圧シャツは体にピタッと張り付くような感覚。
しかし、一般的な加圧シャツほど強い締め付けはありません。

生地が薄いため、猫背を矯正するような加圧シャツらしい強さがありません。

体の動きに対する抵抗としては、生地の締め付けではなく、肩周りの点状樹脂フィルムに頼っている感じです。
生地がベタッとする
ユニクロの加圧シャツの特徴は、生地の素材です。

ナイロンが多いんだね。
- ナイロン:85%
- ポリウレタン:15%
ナイロンは摩擦に強く、型崩れしにくいのが特徴です。
しかし、吸湿性が悪いというデメリットもあります。

ナイロン製はテカテカしてるね。

アップにしてみると、生地の質感や厚みの違いが分かりますよね。

スポーツで汗をかくと、ユニクロのシャツは体にベタッと張り付く感じ。
皮膚とシャツの間に汗が広がるというか…
蒸れるような、快適とは言いにくい着心地になるんです。
樹脂フィルムが取れる
ユニクロの加圧シャツの最大の特徴が点状樹脂フィルムです。
肩周りにフィルムがあり、機能面とデザイン面で重要なポイントです。

しかし、洗濯を繰り返すと、これが取れそうになる。
生地自体の寿命よりも先にフィルムがダメになります。
全体として…ユニクロでは珍しく、やや残念な製品になっています。

廃盤は…納得かも。
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