OvertureはAKRacingでも人気のゲーミングチェアです。類似機種にNitroとPro-Xがありますが、Overtureはゆったりサイズと特有なカラー展開(黒・紫・ピンク)が特徴。価格はPro-Xより1万円安く、Nitroと同じく4万円半ば。JIS規格の耐久性試験(8年間使用に相当)と保証期間(購入後3年)からも、安心して購入できる製品です。
- サイズがゆったりめ
Nitroより座面や背もたれが2~3cm大きい - 黒・紫・ピンクがある
他シリーズにはないカラー展開 - AKRacingの標準機能を装備
他ブランドに比べて高いAKRacingの水準 - 耐久性と保証からの安心感
8年使用相当のJIS試験と3年間の保証期間
- 価格がやや高い
AKRacingは他ブランドよりもやや高め - 製品選びで迷いやすい
シリーズ間で機能やデザインに差が少ない
AKRacingは日本でも人気トップのブランドであり、耐久性や保証期間からも、信頼性が高いメーカーです。
そのAKRacingの中でも、Overtureは人気のゲーミングチェア。
ただ、AKRacingはシリーズ間で似ており、特にOvertureはNitroやPro-Xとの違いが分かりにくいと感じる人が多いはず…

他モデルと比較しながらレビューしていくよ。

AKRacingは主要なゲーミングチェアとして5種類を展開しています。
Nitro V2 | Wolf | Overture | Pro-X V2 | Premium | |
---|---|---|---|---|---|
製品写真 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
特徴 | PUレザー製 標準モデル | ファブリック製 標準モデル | PUレザー製 ゆったりモデル | PUレザー製 上位モデル | PUレザー製 仕事向けモデル |
Amazon評価 | 4.6点 (625件) | 4.5点 (1,177件) | 4.6点 (1,034件) | 4.5点 (1,420件) | 4.4点 (545件) |
価格 | 約4万3千円 | 約4万円 | 約4万6千円 | 約5万5千円 | 約6万円 |
これらのAKRacingの全般的なゲーミングチェアの種類に関してはこちらの記事「AKRacingのおすすめゲーミングチェア」で解説しているので参考にしてみてください。

本記事では、AKRacingゲーミングチェアの中でも人気のOvertureを徹底レビューしていきます。
似た製品のPro-X V2やNitro V2との違いも解説するので、参考にしてみてください。
OvertureとPro-X/Nitroとの違い

AKRacingのPUレザー製ゲーミングチェアは主に3種類(Overture/Pro-X/Nitro)あります。
しかし、この3種類のモデル間はデザインと機能が非常に類似しています。

まずは共通点を見てみよう。

※同じPUレザー製でオフィス向け製品のPremium(6万円以上)もあります
- PUレザー製
10年に相当する耐久性試験に合格 - リクライニング機能
最大180度までリクライニング可能 - ロッキング機能
座面が最大12度まで沈み込む - ヘッドレスト・ランバーサポート
頭と腰を支えて疲労感を軽減
Nitro V2をベースに仕様・機能が強化された製品がOvertureとPro-X V2です。
そのため、価格はNitro V2<Overture<Pro-X V2となっています。
高
- Pro-X V2 約5万5千円
- Overture 約4万6千円
- Nitro V2 約4万4千円
安
それでは、OvertureをNitro V2とPro-X V2とそれぞれ比較していきます。
Nitro V2との違い(サイズ/色/価格)
OvertureとNitro V2では機能面に違いはなく、全く同じ。
この2機種の違いは、サイズ、デザイン、カラー展開の3つの点です。
- サイズの違い
- デザインの違い
- カラー展開の違い
サイズの違いは座面が2cm、背もたれの高さが3cmの差です。
正直、座り比べることで初めて若干の違いを感じる程度。

座面の厚さはNitroとOvertureで10cmで同じあり、座り心地に大きな違いはありません。

また、デザインの違いは、OvertureとNitroともにゲーミングチェアらしい定番スタイルなので、どちらも違和感ないはずです。
カラー展開の違い
NitroとOvertureで悩む場合、私は好みの色で選んでみることをおすすめします。

黒や紫が好みならOvertureを選ぼう。

機種 | 種類 | カラー展開 |
---|---|---|
Nitro V2 | 5色 | 白、赤、青、オレンジ、緑 |
Overture | 6色 | 白、赤、青、黒、紫、ピンク |
黒、紫、ピンクはOvertureのみのカラー展開です。
仕事部屋だから落ち着いた黒が良い…ゲーム部屋に鮮やかな紫が良い…
そんな人はOvertureを選んでみましょう。
NitroとOvertureの価格差は2,000円程度なので、3年以上使うことを想定すると誤差範囲です。
Pro-X V2との違い(機能/サイズ/価格)
Pro-X V2はゲーマー向け最上位モデルであり、Overtureとは機能面で違いがあります。
Pro-X V2の座面の厚さはAKRacingで最も厚い13cm(他モデルは10cm)であり、座り心地はNo.1です。
Overtureとの明確な違いは、主に以下の3点です。

- 座面の厚さ
Pro-X V2のほうが座面が3cm厚い - 4Dアームレスト
昇降・前後・左右・回転する - 販売価格の違い
Pro-X V2のほうが約1万円高い
Pro-X V2はOvertureのゆったりめなサイズを維持しつつ、座面を厚くし、4Dアームレストも付いています。
さすが、ゲーマー向け最上位機種。
ただ、この機能の違いに対して、価格差(約1万円)の価値を感じるかどうか…
ここがOvertureとPro-X V2を選ぶ分かれ目になります。

予算が許すのであれば、Pro-X V2(約5万5千円)を買うのも良いかもしれません。
個人的には、初めて買うならOvertureで良いと思います。
また、Overtureに特有なカラー(黒・紫・ピンク)はPro-X V2にはないですし、Overtureで満足できるはずです。
こちらの記事「Overture/Pro-X/Nitro V2の違いを比較」で詳細な違いを解説していますので、製品選びで悩んでしまった場合には参考にどうぞ。

Overtureの特徴をレビュー(価格/身長/サイズ)

\カラー豊富&ゆったりサイズ/
- Nitroよりもゆったりサイズ
- カラーに黒・紫・ピンクがある
- 機能面はNitroと全く同じ
AKRacing公式の機能比較表を参照
まず、OvertureはNitroと機能が全く同じです。
そのうえで、Overtureの特徴と向いている人を解説していきます。
Overtureに向いている人
他シリーズと比べると、デザインに若干の違いがありますが…
Overtureの最大の特徴は黒/紫/ピンクのカラーとややゆったりサイズの2点です。

色はインテリアにも合わせたいよね。
- 黒/紫/ピンクの色が欲しい
赤/青/白はNitroやPro-Xと共通 - ややゆったりしたサイズが好み
Nitroよりも2~3cmずつ大きめ - 購入予算が4万円半ば
Overtureの価格は約4万6千円
もし落ち着いた黒や鮮やかな紫が好みなら、Overtureを選びましょう。
特に仕事でゲーミングチェアを使いたい場合、黒を選びたい人も多いはずです。

また、身長に関しては、Overtureは165cmあれば一番低い座面高で問題なく座れます。
身長の目安(座面の高さ)
Overtureの座面の高さは44cmです。

昇降機能で高さを調節できるよ。

機種 | 座面の高さ |
---|---|
Nitro V2 | 43cm~50cm |
Overture | 44cm~51.5cm |
Pro-X V2 | 45cm~52cm |
日本人男性の平均身長(170cm程度)であれば、いずれのモデルでも問題ありません。
ただ、身長が160cm前後の場合、座面高が高く感じ、足裏がピッタリとは床につかない可能性があります。
もし身長が160cm前後で不安な場合は、Nitroにすると良いでしょう。
Overtureの寿命と耐久性
AKRacingは他のブランドと異なり、耐久性に対する試験[日本産業規格(JIS)]を徹底しています。

ここまで徹底しているブランドは他にないよ。

JIS規格に基づいた試験により、オフィスで8年間の使用に相当する耐久性を確認済み。
つまり、ヘタれにくく、壊れにくいゲーミングチェアであることが実証されています。
Overtureのスペック
ここではAKRacing Overtureのスペックをまとめます。

黒や紫を揃えているのが特徴だよ。

\カラー豊富&ゆったりサイズ/
- Nitroよりもゆったりサイズ
- カラーに黒・紫・ピンクがある
- 機能面はNitroと全く同じ
AKRacing公式の機能比較表を参照
項目 | 仕様 |
---|---|
表面 | PUレザー製 |
イスの高さ | 129-136.5cm |
座面幅 | 39cm |
座面奥行 | 56cm |
座面高 | 44-51.5cm |
座面厚さ | 10cm |
アームレスト高さ | 28-35cm |
背もたれ高さ | 95cm |
重量 | 25kg |
Overtureの口コミ・評判

AKRacing OvertureはAmazonレビュー評価で4.5点を超えており、非常に高評価を受けています。
ゲーミングチェアとして満足の高い製品といえます。
実際に購入者の感想をTwitterから集めてみました。

Overture特有の黒を買う人が多いね。
AKRacing Overtureのレビュー動画では組立方法や質感も分かりますよ。
本製品は本田翼さんが使うゲーミングチェアとしても有名であり、プライベートでも愛用されています。

AKRacing Overtureレビューのまとめ

本記事ではAKRacing Overtureを徹底レビューしました。
Overtureの特徴はゆったりサイズかつ特有のカラー(黒・紫・ピンク)です。

黒は人気が高そうだね。
- Nitroよりもゆったりサイズ
- カラーに黒・紫・ピンクがある
- 価格は約4万6千円
機能面ではOvertureとNitroは全く同じであり、Pro-X V2は機能が優れていますが価格が1万円ほど高くなります。
ゆったりサイズが好みだったり、落ち着いた黒や鮮やかな紫を探していたら、Overtureを選びましょう。





AKRacingはシリーズ間が似ていて分かりにくいですが、本サイトを参考に自分にピッタリなゲーミングチェアを探してみてください。