AKRacingは日本で人気トップのゲーミングチェアブランドです。DXRACERと共にゲーミングチェア黎明期を支えてきた老舗ブランド。FC東京や巨人のベンチシートに採用されるなど、その品質は高い評価を受けています。ブランド力と品質は抜群ですが、値段も高いところが購入前に悩みやすいポイントです。
- 国内で人気トップを誇る
- 耐久性と品質の評価が高い
- 製品保証が3年で安心
- スポーツ界にも進出
- 価格帯が高い
- 製品の違いが分かりにくい
ゲーミングチェアの定番メーカーと言えばAKRacingです。
ただ、他のブランドと比較して値段が高いのがネック。

AKRacingの製品選びのコツを教えるよ。
AKRacingの中でも機能と値段のバランスがとれたおすすめモデルがNitro V2です。
もしファブリック製が良いならWolfもおすすめ。
AKRacingはシリーズ間で機能面の差が少なく、違いが分かりにくいので、本記事ではわかりやすく解説していきます。
AKRacingはいずれのモデルも評価が高いからこそ、製品選びで悩む人も多いですよね。
Nitro V2 | Wolf | Overture | Pro-X V2 | Premium | |
---|---|---|---|---|---|
製品写真 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
特徴 | PUレザー製 標準モデル | ファブリック製 標準モデル | PUレザー製 ゆったりモデル | PUレザー製 上位モデル | PUレザー製 仕事向けモデル |
Amazon評価 | 4.6点 (625件) | 4.5点 (1,177件) | 4.6点 (1,034件) | 4.5点 (1,420件) | 4.4点 (545件) |
価格 | 約4万3千円 | 約4万円 | 約4万6千円 | 約5万5千円 | 約6万円 |
他ブランドも含めて目的別に厳選したおすすめゲーミングチェアを解説した記事もあるので、参考にどうぞ。

本記事では、AKRacingシリーズの特徴と違いを比較していくので、ぜひゲーミングチェア選びの参考にしてみてください。
AKRacingゲーミングチェアとは?

AKRacingは2000年に中国で設立されたレーシングシートの会社です。
オフィスチェアも製造しており、ゲーミングチェアも手掛けるようになりました。
日本では販売代理店(テックウインド社)と2015年に契約を締結し、AKRacingとして国内進出しました。
結局、中国企業で低品質なんでしょ?
と思うかもしれませんが…AKRacingに関しては違います!

老舗のブランドだよね。

DXRacerと共にゲーミングチェアの黎明期を支えた2強ブランドの一つです。
特に日本では人気が高く、国内サポートがしっかりしている点がAKRacingの特徴です。
国内人気トップはAKRacing
本サイトが独自調査したアンケート結果では、ゲーマー向けのゲーミングチェア人気ランキングでAKRacingが第1位でした。

仕事や勉強に使う人も多いんだね。

AKRacingはCMに本田翼さんを起用しており、見たことある人もいるはずです。
テレビ番組やYouTuberとも提携し、日本におけるゲーミングチェアの認知度向上に貢献してきました。
さらに、Jリーグやプロ野球のベンチシートにもAKRacingが採用され、その品質は高く評価されています。

日本では、ゲーミングチェアと言えばAKRacingという状況です。
AKRacingのブランド力の高さは疑う余地がありません。
日本語サポートと3年保証で安心
AKRacingの人気は、単にテレビCMで見かけたり、YouTuberが使っているからではありません。
日本にサポートデスクがあり、保証期間も3年と長いこともポイントです。

格安ブランドだと問い合わせも苦労するからね…
ゲーミングチェアは様々なブランドが乱立しており、その多くは日本国内に問い合わせ窓口がありません。
そのため、トラブルも頻発しています。
AKRacingのサポートデスク
AKRacingなら国内で日本語サポートデスク・修理案内(テックウインド社)があり、親切に対応してもらえます。

さらに、製品保証は3年間。
実際にAKRacingで交換した事例でも評判が良く、安心できますよね。
品質は高いが値段も高い

ゲーミングチェアにおける品質とは何か?
というと、個人的には座り心地と耐久性であると考えています。
見た目では分かりづらいポイントですが、解説していきます。
座り心地と耐久性
ゲーミングチェアの内側にはウレタンが充填されており、それが座り心地に直結します。
安価な無名ブランドを購入すると、中身がスカスカでクッション性が低く、お尻が痛くなりますよね。
例えば、IKEAからゲーミングチェアが登場し、話題になったことがありました。
しかし、実際に確認してみると、ウレタンが少なく、特に側面はスカスカ。

骨格の金属パイプを触れたよ…

その一方、AKRacingは側面まで高密度なウレタンが充填されています。

見た目で厚みが違うのが分かるね!

AKRacingの座面と背面のクッション性は高く、ヘタレにくいことからも、座り心地と耐久性が良いと言えます。
さらに、AKRacingでは日本産業規格(JIS)に基づいて耐久性試験も実施済みです。

ここまで徹底しているブランドは他にないよ。

JIS規格に基づいた試験により、オフィスで8年間の使用に相当する耐久性が確認されています。
品質だけでなく値段も高い
AKRacingの場合、品質が高く、値段も高いです。
同様な機能を有する標準モデルで他ブランドと比較すると、AKRacingが最も高いブランドと言えます。

安かろう悪かろうだしね…AKRacingがおすすめだよ。
高
- AKracing Nitro 4万5千円
- DXRACER Formula 4万円
- GTracing GT002 1万8千円
安
ただ、どんな商品もそうですが、値段が安いものは、それ相応の品質です。
少しでも良い製品が欲しいのであれば、AKRacingを購入しておけば失敗はありません。
自分も最初に購入したゲーミングチェアはAKRacing Nitroであり、大満足でした。
AKRacingゲーミングチェアを機種別に比較

AKRacingゲーミングチェアには計6種類あります。
一見、どれも似た製品に見えますが、微妙に機能や外観が異なります。
おすすめの選び方は、通気性を求めるならファブリック製のWolf、レザーが良いならNitro V2です。
さらに、仕事部屋や書斎で使いたいなら、奮発してPremiumもおすすめ。
そんなAKRacingが発売しているゲーミングチェアは種類が多いので比較解説していきます。

知りたい製品をクリックしてみてね。
Wolf|通気性が良いファブリック製

WolfはAKRacingの中で唯一のファブリック製(布製)のゲーミングチェアです。
布と言っても、ポリエステル繊維なので、サラッとした肌触り。

通気性が良いのが特徴だね。

さらに、AKRacingの中でも最も値段が安いゲーミングチェア(約4万円)です。
安いですが、機能面で上位モデルに劣る点はほとんどありません。
ゲーミングチェアとして基本的な機能は全て搭載した製品です。
ファブリックは通気性が良いですが、掃除がしにくいというデメリットもあります。

- AKRacingの中では最安値(約4万円)
- 通気性が良い(蒸れにくい)
- ファブリックは掃除しにくい
ファブリック製でゲーミングチェアを探しているなら、AKRaciing Wolfがおすすめですよ。

Nitro V2|コスパが高い一番人気

AKRacingでポリウレタン(PU)レザーを採用した標準的なモデルがNitro V2です。
AKRacingのPUレザー製としてはNitro V2が最下位モデルですが、上位モデルに機能で劣るわけではありません。

初めて買うならNitro V2がおすすめだよ。

正直、AKRacingの上位モデル(Pro-XやPREMIUM)は革新的な機能が付いているわけでなく…
例えば、上位モデルではアームレストが色んな方向に動いたり、デザインがオフィス向きというくらいです。
Nitro V2は、AKRacingのPUレザー製ゲーミングチェアの中では最もコスパが高い製品です(約4万5千円)。
また、PUレザーは汚れても拭き取ることができるので、手入れしやすいという特徴があります。

- AKRacingの標準機能を装備
- 他モデルに比べて比較的安い(約4万4千円)
- 特になし
もし製品選びで迷っているなら、Nitro V2を選びましょう。
筆者も初めて購入したゲーミングチェアはNitroでした。

Overture|ゆったり大きめサイズ

Nitro V2よりも大きめサイズで設計されたゲーミングチェアがOvertureです。

ゆったりしたサイズ感なんだね。

そのサイズはNitoro V2よりも数センチずつ大きいのが特徴です。
Overture | Nitro V2 | |
---|---|---|
イスの高さ | 129-136cm | 125-132cm |
背もたれの高さ | 95cm | 92cm |
座面の幅 | 39cm | 37cm |
なお、定価はOvertureのほうがNitroより高いですが、Amazonの実勢価格は大きく変わりません(どちらも約4万5千円)。
高身長な人、ゆったりめが好みの人はOvertureを選んでみましょう。

- Nitroよりもゆったりなサイズ
- 色の種類に黒・紫・ピンクがある(Nitroにない)
- Nitroより価格が高い(2千円程度)
AKRacingの中でも、OvertureとNitroは非常に似たシリーズであり、機能面に差がありません。

PRO-X V2|ゲーマー向け最上位モデル

AKRacingのゲーミングチェアの中では最上位モデルがPRO-X V2です。
Nitro V2やOvertureとの主な違いは以下3点です。
- 4Dアームレスト
高さに加えて、前後・左右・回転が可能 - 座面が厚い
Nitro&Overtureよりも3cm厚い - 5本脚ベースがカラフル
ベース部分がメインカラーと同じ
逆に言えば、PRO-X V2の違いはこの程度です。
この違いで価格がNitroやOvertureより約1万5千円も高く、割高感が若干あります…

- 他モデルより座面が厚く、座り心地はNo.1
- 4Dアームレスト(縦・横・斜め・上下に動く)
- Overtureと同じサイズでゆったりめ
- 値段がやや高い
AKRacingの中でPro-X V2はゲーマー向けの最上位機種という位置付けです。
ただ、個人的にはNitro V2で十分であると感じています。

PREMIUM|仕事向けオフィスチェア

AKRacingのオフィスチェアがPREMIUMです。
メーカーとしてはオフィスチェアと謳っていますが、要するに、落ち着いたデザインのゲーミングチェアです。
- 落ち着いたデザイン
黒を基調としてスタイリッシュ - 表面にカーボンレザーを使用
高い耐久性かつ高級な質感 - チルト機能
座面の沈み込み、固定可能
PREMIUMはAKRacingの中でチルト機能が唯一搭載されたモデルです。
座面が沈み込んだ角度で固定(チルト機能)することが可能ですが、他モデルとの機能の違いはこの点のみです。
PREMIUMはハイエンドモデルの位置付けですが、機能よりも、デザイン性を高めたことが特徴のように感じます。

- ビジネス向けなデザイン
- チルト機能を搭載
- 値段が高い(約6万円)
PREMIUMの価格は約6万円であり、上位シリーズになると機能がアップする以上に値段もアップします(個人的感想)。
ただ、書斎に溶け込むPREMIUMのデザインは秀逸であり、テレワークに使うにはピッタリです。

極坐 V2|日本の座敷文化

AKRacingのゲーミング座椅子が極坐V2です。
極坐は2016年に発売開始し、耐久性を向上させたV2へバージョンアップし、現在も販売が続く人気商品。
ゲーミングチェアの脚部を外したような形状であり、ランバーサポートやヘッドレストも付いています。
座椅子の土台は360度回転するので、方向転換できる点が便利ですよ。

AKRacingの注意点

ここではAKRacingのゲーミングチェア選びの注意点を解説していきます。
購入前に、ぜひ読んでみてください。

AKRacingの特徴も分かるよ。
値段は?やや高め
AKRacingのゲーミングチェアは価格帯は高めの設定です。

実店舗で見ても、AKRacingは価格が高いよね。

似たデザインで同一機能を持つ他ブランドと比較すると、AKRacingの値段の高さが分かります。
高
- AKracing Nitro 約4万5千円
- DXRACER Formula 約4万円
- GTRACING GT002 約1万8千円
安
しかし、座り心地や耐久性を求めるなら、AKRacingを選んでおけば間違いありません。
製品保証(3年間)やアフターサービスも考慮すると、AKRacingを選ぶのが無難です。
耐久性は?へたることも
ゲーミングチェアの寿命は3〜5年とされています。
実際に私がAKRacing Nitroを使ったところ、3年目になると座面のヘタリが気になりました。

表面のPUレザーにもヒビ割れが入ってきたり…

使用頻度にもよりますが、私の場合は毎日座ってパソコンで作業していました。
3年間で買い替えたとしても、座り心地が良く、仕事に集中でき、AKRacingを購入して良かったと感じています。

格安ブランドの耐久性の実情…
表面のPUレザーは3年程度で劣化がみられます。
しかし、格安ゲーミングチェアの場合はそもそもの骨格やパーツが壊れる事例が散見されます。
AKRacingは日本産業規格(JIS)の耐久性試験を実施済みであり、オフィスで8年間使用に相当する耐久性が確認されています。
やはり、格安ゲーミングチェアよりは、AKRacingのほうが結果的にコスパが高いと言えそうです。
違いは?Nitro/Overture/Pro-Xが似過ぎ
AKRacingのゲーミングチェアには複数のシリーズがあります。
しかし、そのシリーズ間で機能面の差が少なく、違いが分かりづらい傾向があります…
特にNitroとOvertureとPro-Xは非常に似ており、どれを買うべきが悩む人も多いはず。

結論として、私のおすすめはNitroです。
なぜなら、AKRacingは上位モデルになっても機能の差が少ない割に、値段が跳ね上がり、割高感があるためです。

僕も最初はNitroを買ったよ。
- Nitro 4万4千円
- Overture 4万6千円
- Pro-X 5万5千円
- Premium 6万円
AKRacingの中で機能と値段のバランスが良く、コスパが良いゲーミングチェアがNitroです。
私も初めて購入したゲーミングチェアはAKRacing Nitroでした。

AKRacingのおすすめゲーミングチェアの比較 まとめ

本記事ではAKRacingのおすすめゲーミングチェアを徹底比較しました。
AKRacingは価格が高いですが、そのブランド力と品質・安心感は抜群です。

ゲーミングチェアと言えば、AKRacingだね!
ゲーミングチェアとしては珍しく、日本産業規格(JIS)の試験を実施済みであり、オフィスで8年間使用に相当する耐久性が確認されています。
さらに、製品保証が3年間、問い合わせ窓口も日本語なので安心です。
値段はやや高いですが、良い製品を買いたいならAKRacingを買えば間違いありません。
おすすめはコスパが良いNitro V2、ファブリックならWolfを選びましょう。





