バウヒュッテは、「ゲーミングチェアと言えばバウヒュッテ」と言えるほど、知名度・人気ともに高いブランドです。
学生の方でも無理なく購入できる格安チェアから、本格ゲーマーが求めるハイスペックチェアまで、あらゆるユーザーのニーズに応える製品をラインナップしています。
本記事ではバウヒュッテのゲーミングチェアについて解説していきます。
バウヒュッテとは?どんな会社・ブランド?

バウヒュッテ(Bauhutte)は、ゲーミングライフを総合的にサポートする「ゲーミング家具」のブランドです。
2000年創業の大阪に本社を置く日本の企業で、中国などからの輸入品やOEM(委託者ブランド名製造)を自社ブランドとして販売しています。
ゲーミングチェア単体の価格帯はエントリーモデルが1万5千円、スタンダードモデルが約2万円台~4万円台です。
同社の特徴は「デスク秘密基地化計画」をスローガンに、ゲーミングチェアをはじめ、デスクやウェア、マットレス、ベッドに至るまで、幅広い商品を取り扱っていることです。
バウヒュッテの公式サイトでは、おおむね予算10万円で組めるゲーミングデスク周りのレイアウトを発信しています。
さらに、同社の商品はゲーミングライフを満喫するだけでなく、快適なテレワークの環境づくりもサポートします。
実際にAmazon公式サイトでは「テレワーク用としてもおすすめできる」と、ユーザーの評価も上々です。
バウヒュッテのゲーミングチェアの特徴と種類

ここでは、バウヒュッテのゲーミングチェアの特徴と、現行モデルについて解説します。
バウヒュッテの特徴
他社製品と比較したバウヒュッテのゲーミングチェアの特徴は、以下のとおりです。
- 日本の老舗メーカーが取り扱う商品という安心感
- 日本人向け低座面設計
- 快適なゲームプレイに特化した設計
バウヒュッテのゲーミングチェアは製造国こそ中国ですが、製品の企画・開発、およびサポートは日本国内で行われています。
そのため、中国メーカーから発売されている格安ゲーミングチェアよりも安心感があります。
実際に製品の取扱説明書やカスタマーサポートはすべて日本語対応ですので、製品のクオリティーだけでなくサービス面でも安心です。
さらに、日本のメーカーだからこそできる「日本人向け低座面設計」も特徴の一つと言えるでしょう。
日本人の体型に合わせた設計なので、足裏をしっかりと床につけた座り姿勢でゲームプレイに集中することができます。
もちろん座面だけでなく、チェアの材質から各部のパーツまで、快適なゲームプレイを実現するために設計されています。
スタンダードモデルが約3万円台~と、他社の格安ゲーミングチェアと比べればやや高い部類に入るものの、その価値は十分にあると言えるでしょう。
「快適なゲームプレイができるチェアを探している」「中国ブランドの製品はなるべく避けたい」といった方には、バウヒュッテのゲーミングチェアをおすすめします。
バウヒュッテの仕様
バウヒュッテのゲーミングチェアは現在50以上のモデルがAmazon公式サイトで販売中で、大きく以下の4つのモデルに分類されます。
- 標準モデル(ハイバック)
- ミドルバックモデル
- ゲーミングソファモデル(チェアと座椅子)
- 座椅子モデル
ここでは、標準モデルに共通する仕様を以下の表にまとめます。
表面素材 | ファブリック(ポリエステル100%) |
耐荷重 | 100kg未満 |
座面高さ調整 | 約7.5cm調整可 |
リクライニング角度 | 最大135~180度 |
ヘッドレスト | 全モデルに標準搭載 |
アームレスト | 全モデルに標準搭載 |
ランバーサポート | 全モデルに標準搭載 |
オットマン | 搭載なし |
バウヒュッテのゲーミングチェアを解説
バウヒュッテのゲーミングチェア(座椅子モデルを除く)各モデルの概要、品番、価格をまとめると以下の表のとおりです。
モデル | 標準モデル | ミドルバックモデル | ゲーミングソファ |
---|---|---|---|
概要 | ハイバック 高性能ゲーミングチェア | ミドルバック 格安のエントリーモデル | ソファのような座り心地 ポケットコイル内蔵 |
品番 | G-530 G-550 G-570 | G-130 G-510 | G-350 |
価格 | 約3万5千円~4万円 | 約1万5千円 | 約3万6千円~3万8千円 |
なお、ロングセラーモデル(RS-950RR/LOC-950RR/RS-600)は現在リニューアル版が発売されていますが、本ページでは解説を割愛します。
それぞれのモデルの詳細な特徴、仕様を解説していきます。
標準モデル(G-530/G-550/G-570)
ハイバック仕様の背もたれと、さまざまな機能が搭載の標準モデルです。
以下の3種類のモデルがあります。
- G-530
- G-550
- G-570
各モデルについて詳しく見ていきましょう。
G-530|3つの新機能を搭載した次世代型ゲーミングチェア

価格 | 約3万6千円 |
カラー | 黒・赤・青・緑 |
耐荷重 | 100kg未満 |
背もたれタイプ | ハイバック |
リクライニング | 最大135度 |
主な機能・装備 | 4段階調節ヘッドレスト 4Dアームレスト ランバーサポート 取り外し可座面クッション ロッキング機能 |
G-530はゲーミングチェアの機能を一から見直し、快適さを追求しています。
たとえば、独自のヘッドレストホール搭載で、首クッションの取り付け位置を4段階で調節できるようになっています。
シートのクッションは取り外しができるので、座面奥行きの微調整や隙間の掃除に便利です。
さらに、アームレストはゲームプレイやタイピングなどあらゆるシチュエーションに対応できるよう、前後・左右・上下・横幅の調整ができます。
これら3つの新機能が搭載された次世代型ゲーミングチェアです。
カラーは人気の黒をはじめ、赤・青・緑の4種類で展開されています。
G-550|現在もっともスタンダードなゲーミングチェア

価格 | 約3万5千円~3万8千円 |
カラー | 黒・赤・青 |
耐荷重 | 100kg未満 |
背もたれタイプ | ハイバック |
リクライニング | 最大135度 |
主な機能・装備 | ヘッドレスト 3Dアームレスト ランバーサポート ロッキング機能 |
G-550は、バウヒュッテの従来の標準モデル「RS950RR」に改良を加えた、新スタンダードモデルです。
おもな改良点は、まず長時間の着座でも快適な座り心地が持続するよう、ウレタンシートが50mm分厚くなっています。
さらに、ユーザーからの声を反映する形でロックなしキャスターを採用、チェアの移動性が高められています。
一方でヘッドレストとランバーサポートはゴムストラップによる取り付けで、座面クッションは取り外しができません。
G-570|身長2m超の大柄ゲーマーでも安心の設計

価格 | 約4万円 |
カラー | 黒・赤・青 |
耐荷重 | 100kg未満 |
背もたれタイプ | ハイバック |
リクライニング | 最大135度 |
主な機能・装備 | ヘッドレスト 4Dアームレスト ランバーサポート 取り外し可座面クッション ロッキング機能 |
G-570は高さ調節幅を徹底的に強化、身長158~209cmまでのユーザーを対象としたモデルです。
座面昇降を12cmの範囲で調整できるように改良、中背~長身の広い体型に対応しています。
さらに、座面クッションには20個のポケットコイルが内蔵されており、お尻への負担が最小限に抑えられています。
G-530と同様に座面クッションは取り外しができて奥行きの調整が可能、アームレストも4D調節が可能です。
そのため、ユーザー個人個人の体型や姿勢に合わせて微調整ができるようになっています。
ミドルバックモデル(G-130/G-510)
ミドルバック仕様の背もたれと、学生の方にも優しい価格設定が特徴のエントリーモデルです。
以下の2種類のモデルがあります。
- G-130
- G-510
各モデルについて詳しく見ていきましょう。
G-130|仕事環境にマッチするゲーミングチェア

価格 | 約1万8千円~2万円 |
カラー | 黒・赤・青・緑 |
耐荷重 | 100kg未満 |
背もたれタイプ | ミドルバック |
リクライニング | 最大135度 |
主な機能・装備 | 跳ね上げ式アームレスト ランバーサポート 取り外し可座面クッション ロッキング機能 |
G-130は、長年にわたってゲーミングチェアを企画・開発してきたバウヒュッテの「仕事場向けゲーミングチェア」です。
ヘビーゲーマー向けに設計されている分厚いモールドウレタンクッションを座面に採用、長時間のテレワークでも腰への負担が最小限に抑えられます。
さらに、ゲーミングチェアの派手なデザインをシンプルにすることで、自宅の私室はもちろんオフィス空間にも馴染みやすくなっています。
価格も2万円以下に抑えられているため、テレワークはじめに最適のゲーミングチェアと言えるでしょう。
G-510|学生向けのコスパ最高ゲーミングチェア

価格 | 約1万5千円 |
カラー | 黒・赤・青・緑 |
耐荷重 | 100kg未満 |
背もたれタイプ | ミドルバック |
リクライニング | 最大135度 |
主な機能・装備 | 跳ね上げ式アームレスト ランバーサポート ロッキング機能 |
G-510は学生ゲーマーに人気の「RS-200」のクッション性を強化してリニューアルされたゲーミングチェアです。
具体的な改善点は、座面のクッションを従来より75mm分厚くし、背もたれ上部にもウレタンが追加されています。
さらに、推奨身長154~177cmの低座面設計となっており、学生や小柄な方でも座りやすくなっています。
価格は約1万5千円と、バウヒュッテのスタンダードモデルの1/2程度ながら、非常にコスパに優れているため、学生の方にもおすすめです。
ゲーミングソファモデル(G-350)

価格 | 約3万8千円 |
カラー | 黒・白・黄 |
耐荷重 | 100kg未満 |
背もたれタイプ | ハイバック |
リクライニング | 最大135度 |
主な機能・装備 | 2Dアームレスト ランバーサポート 取り外し可座面クッション ロッキング機能 |
G-350はゲーミングチェアの画一的なデザインを一から見直し、まるでソファのようなシンプルなデザインに仕上げられたモデルです。
ゲーミングチェア特有のバケットシート形状から、どんな部屋にも馴染みやすく、なおかつ高級感もあるエグゼクティブチェアのようなビジュアルへと進化しました。
もちろんビジュアルだけでなく、ポケットコイル内蔵の座面は4層構造で、ソファのようなふかふかの座り心地も再現されています。
価格は約3万8千円とバウヒュッテのチェアの中では高額の部類に入りますが、それに見合う快適な座り心地を味わえます。
座椅子モデル(GX)
標準モデルとゲーミングソファモデルがそれぞれ座椅子になったモデルです。
以下の4種類のモデルがあります。
- GX-530
- GX-550
- GX-570
- GX-350
各モデルについて詳しく見ていきましょう。
GX-530|次世代の高性能ゲーミング座椅子

価格 | 約4万円 |
カラー | 黒・赤・青・緑 |
耐荷重 | 100kg未満 |
背もたれタイプ | ハイバック |
リクライニング | 最大180度 |
主な機能・装備 | 4段階調節ヘッドレスト 4Dアームレスト ランバーサポート 取り外し可座面クッション ロック付きキャスター |
GX-530は、先述したG-530の座椅子モデルです。
ヘッドレスト、アームレスト、座面クッションにG-530と同様の3つの新機能が搭載されています。
こちらは最大180度まで無段階のクライニングが可能です。
GX-550|スタンダードなゲーミング座椅子

価格 | 約3万円 |
カラー | 黒・赤・青 |
耐荷重 | 100kg未満 |
背もたれタイプ | ハイバック |
リクライニング | 最大180度 |
主な機能・装備 | ヘッドレスト 3Dアームレスト ランバーサポート ロック付きキャスター |
GX-550は、バウヒュッテのロングセラーモデル「LOC-950RR」に改良を加えた、新スタンダードモデルです。
座面のウレタンシートを50mm分厚くして、長時間の着座でも快適な座り心地が持続するよう設計されています。
こちらも最大180度まで無段階のクライニングが可能です。
GX-570|ゲーミング座椅子のハイスペックモデル

価格 | 約4万円 |
カラー | 黒・赤・青・緑 |
耐荷重 | 100kg未満 |
背もたれタイプ | ハイバック |
リクライニング | 最大180度 |
主な機能・装備 | ヘッドレスト 4Dアームレスト ランバーサポート 取り外し可座面クッション ロック付きキャスター |
GX-570はゲーミング座椅子のハイスペックモデルです。
ゲーミング座椅子としては珍しいポケットコイルを座面に内蔵、ソファのような座り心地でお尻への負担を軽減しています。
他にも、4Dアームレストや3Dランバーサポートなど、本格志向のロースタイル派ゲーマーやテレワーカーに最適な機能が満載です。
GX-350|ふかふかの座り心地と高性能の座椅子

価格 | 約3万円~4万円 |
カラー | 黒・白・黄 |
耐荷重 | 100kg未満 |
背もたれタイプ | ハイバック |
リクライニング | 最大180度 |
主な機能・装備 | 上下調節アームレスト ランバーサポート 取り外し可座面クッション ロック付きキャスター |
GX-350は、ゲーミングソファチェアのG-350を座椅子にしたモデルです。
従来のゲーミング座椅子の短所であった長時間座りっぱなしでも疲れにいこと、どんなお部屋の雰囲気にもマッチすることを両立しています。
バウヒュッテのゲーミングチェアのまとめ
本記事ではバウヒュッテのゲーミングチェアの製品情報や種類、モデルごとの特徴をレビューしました。
同社のゲーミングチェアは、ゲーマーはもちろんテレワーカーにも嬉しい機能が満載で、価格も1万5千円~4万円とお手頃です。
まさに「ゲーミングチェアといえばバウヒュッテで間違いない」と言っても過言ではありません。
本格的なゲーミングチェアを求める場合は標準モデルの3種類、もしくはゲーミングソファチェアなら、希望通りのスペックを発揮してくれるでしょう。
はじめてゲーミングチェアを購入する場合や、なるべく低予算でコスパの高いチェアを求める場合は、エントリーモデルのG-510・G-350もおすすめです。