E-WINは米国や欧州、オーストラリア、日本でゲーミングチェアを販売する中国のブランドです。
日本ではビーベストショップが正規販売店として、Amazonや楽天市場などで販売しています。
本記事ではE-WINのゲーミングチェアについて、評判や他社比較を含めて解説します。
E-WINとは?どんな会社・ブランド?

E-WINの前身は、2001年に高級スポーツカー用シートとオフィス家具を製造する会社としてスタートしました。
高級チェア製造で培った人間工学のノウハウを活かし、2015年よりゲーミングチェアの製造を開始。
この頃より社名をE-WIN(イーウイン)に変更しています。
そのE-WINのゲーミングチェアは、2万7千円~3万8千円がおおよその価格帯です。
リーズナブルな価格帯ではあるものの、他社のスタンダードモデルと比べても遜色ない機能や装備を揃えています。
なお、同社のゲーミングチェアはすべてインターネット限定販売のため、購入前に家電量販店等での試座はできません。
しかしながら日本語による商品説明やサポート、ユーザーの口コミが充実しており、ゲーミングチェアの購入が初めての方でも安心です。
E-WINのゲーミングチェアの特徴と仕様

ここでは、E-WINのゲーミングチェアの特徴と仕様、ユーザーの評価について解説します。
E-WINのゲーミングチェアの特徴
E-WINの最大の特徴は、すべてのモデルに搭載されている「前傾チルト機構」です。
前傾チルトとは、椅子の座面を前に傾けた状態(titlt=チルト)にして、腰回りの安定感を高める機能です。
長時間の着座で前のめりの姿勢になっても、座面が前に傾いて腰回りをサポートするため、腰への負担が軽減されます。
さらに、前傾チルト機構付きの椅子には、腰痛防止や集中力向上の効果にも期待できます。
前傾姿勢になりがちなイラストレーターの方、長時間のデスクワークやゲームプレイで腰痛にお悩みの方におすすめです。
E-WINのゲーミングチェアの仕様
E-WINのゲーミングチェアは、現在9種類のモデルを展開しています。
各モデルに共通する仕様を、以下の表にまとめました。
表面素材 | PUレザー or ファブリック |
耐荷重 | 150kgまで |
座面高さ調整 | 7~8cmの範囲で調整可 |
リクライニング角度 | 85~155度 |
ヘッドレスト | 全モデルに搭載 |
アームレスト | 全モデルに搭載 |
ランバーサポート | 全モデルに搭載 |
オットマン | 全モデル搭載なし |
それぞれのモデルは使用者の身長や体重、体型などに合わせて選べるようになっています。
詳しくは「E-WINのゲーミングチェアを解説」で解説しますので、ぜひご参考になさってください。
E-WINユーザーの評価・評判
Twitterの投稿から、E-WINを実際に使用したユーザーの口コミを一部ご紹介します。
基本的には”良い”評価が多く、とくに前傾姿勢でも疲れない「前傾チルト機構」の評判は上々です。
販売元であるAmazonでも、すべてのモデルが星4つ以上と高評価でした。
前傾チルト機構の使い勝手の良さ、コスパの高さが評価されているE-WINのゲーミングチェア。
買い替えで新しいモデルをお探しの方でも、きっと満足できるゲーミングチェアではないでしょうか。
E-WINのゲーミングチェアを解説
E-WINのゲーミングチェア(座椅子モデルを除く)各モデルの概要と品番、価格をまとめると以下の表のとおりです。
モデル | 標準モデル | ハイエンドモデル | 低身長(女性)向け |
---|---|---|---|
概要 | エントリーモデル FLシリーズは幅広構造 | 内蔵ランバーサポート | 日本人女性向けモデル |
品番 | D9(RED, GY, BL, BK) R2(BK, GY) CP-BC5B CW-BK1 CL(BR1CA, BG1C) FL(BR1BA, BG1A) | F9-BK | CP-BK5B |
価格 | 約2万7千円~3万6千円 | 約3万8千円 | 約3万2千円 |
各モデルの詳細な特徴、仕様を解説していきます。
D9シリーズ(RED, GY, BL, BK)

販売価格 | 約3万4千円 |
カラー | 赤・グレー・青・黒 |
表面素材 | PUレザー(黒のみファブリック) |
主な機能・装備 | ヘッドレスト ランバーサポート 3Dアームレスト 前傾チルト機構 ロッキング機能 |
D9シリーズはE-WINのスタンダードモデルです。
赤・グレー・青・黒の4色展開ですが、黒のみ表面素材がファブリック地を使用しています。
またデザインも黒のみ他の色とは異なり、背もたれと座部のステッチで通気性を高め、高級感もアップ。
オフィスやテレワーク用として置いても、悪見立ちすることがありません。
F9シリーズ(BK)

販売価格 | 約3万8千円 |
カラー | 黒 |
表面素材 | PUレザー |
主な機能・装備 | ヘッドレスト 内蔵ランバーサポート 3Dアームレスト 前傾チルト機構 ロッキング機能 |
F9シリーズは、E-WINのハイエンドモデルです。
ゲーミングチェアにありがちな派手さを払拭し、オフィスチェアのようなシンプルさがあります。
さらに、肉厚な内蔵ランバーサポートが背中とをサポート、長時間の着座でも疲れません。
前傾チルト機構とあわせて、前後どちらに傾けてもガッチリとしたホールド感が得られるでしょう。
R2シリーズ(BK, GY)

販売価格 | 約2万7千円 |
カラー | 黒・グレー |
表面素材 | ファブリック |
主な機能・装備 | ヘッドレスト ランバーサポート 3Dアームレスト 前傾チルト機構 ロッキング機能 |
R2シリーズはE-WINの格安モデルです。
黒とグレーの2色あり、どちらもシンプルなデザインでスッキリとした見た目となっています。
さらに、表面素材に通気性の高いファブリック地を使用しており、長時間の着座でもムレません。
座面もフラットな作りとなっているため、あぐらをかいて作業をすることもできます。
CPシリーズ(BK5B, BC5B)

販売価格 | 約3万2千円 |
カラー | ピンク・青 |
表面素材 | PUレザー |
主な機能・装備 | ヘッドレスト ランバーサポート 3Dアームレスト 前傾チルト機構 ロッキング機能 |
CPシリーズは、青とピンクで仕様が若干異なります。
青は他シリーズとほぼ同じサイズですが、ピンクは身長140cm~160cmの方向けです。
他社ゲーミングチェアは大きすぎると感じている方でも、ジャストサイズの座り心地となるでしょう。
小柄な女性はもちろん、小~中学生くらいのお子さんの学習用チェアとしてもおすすめです。
CWシリーズ(BK1)

販売価格 | 約3万2千円 |
カラー | 黒 |
表面素材 | PUレザー |
主な機能・装備 | ヘッドレスト ランバーサポート 3Dアームレスト 前傾チルト機構 ロッキング機能 |
CWシリーズは大きめのヘッドレストを見てもわかるように、高身長向けのモデルです。
大柄な方が最大までリクライニングして横になっても、余裕のあるヘッドレストが頭をしっかりとサポートします。
さらに、背もたれの張り地にダイヤモンドステッチをほどこし、通気性がアップ。
長時間の着座でもムレにくく、夏場のデスクワークやゲームプレイも快適です。
CLシリーズ(BR1CA, BG1C)

販売価格 | 約3万円 |
カラー | 赤・グレー |
表面素材 | PUレザー |
主な機能・装備 | ヘッドレスト ランバーサポート 上下調整アームレスト 前傾チルト機構 ロッキング機能 |
CLシリーズは、同社スタンダードモデルのD9シリーズの廉価版です。
廉価版と言っても、D9シリーズと比べて機能面ではまったく劣るところがありません。
Amazonのレビューでも、座り心地や張り地の質感が高く評価されています。
そのため、多機能で高コスパのゲーミングチェアをお探しの方におすすめです。
FLシリーズ(BR1BA, BG1A)

販売価格 | 約3万6千円 |
カラー | 赤・グレー |
表面素材 | PUレザー |
主な機能・装備 | ヘッドレスト ランバーサポート 上下調整アームレスト 前傾チルト機構 ロッキング機能 |
FLシリーズは、同社CLシリーズより少し大きめの設計です。
背もたれの横幅と座面の奥行き、座面の高さがCLシリーズよりプラス2~3cm、高身長・大柄な方向けに作られています。
デスクワークやゲームプレイに集中しているときはもちろん、リクライニングしたときも、窮屈さから解放されるでしょう。
高身長・大柄な方だけでなく、余裕のあるサイズのゲーミングチェアをお探しの方にもおすすめです。
E-WINのゲーミングチェアのまとめ
本記事ではE-WINのゲーミングチェアの種類や仕様、モデルごとの特徴をレビューしました。
同社のゲーミングチェアはリーズナブルかつ多機能で、人気ブランドにも劣らない高コスパなモデルが揃っています。
とくに前傾姿勢をサポートする「前傾チルト機構」は、既存ゲーミングチェアではほとんど見られない機能です。
長時間のデスクワークやゲームプレイが原因で、腰痛・猫背にお悩みの方の解決策となるでしょう。
前のめりの姿勢になりがちなイラストレーターの方や、集中力を要する格闘ゲームやFPSを楽しみたい方にもおすすめです。