本記事ではメッシュ素材を使用した通気性が良いゲーミングチェアを解説します。
夏の暑さ…長時間座るときの蒸れ…

メッシュ製ゲーミングチェアが欲しくなるね。
ゲーミングチェアの表面素材は合成皮革(PUレザー)が主流です。
通気性を求める場合、これまではファブリック製ゲーミングチェアが第一選択でした。

しかし、2021年には世界初のメッシュ製ゲーミングチェア「DXRACER Air」が登場。
メッシュ素材を採用することで通気性が良くなり、暑い夏も蒸れにくいゲーミングチェアとなりました。

通気性が良いメッシュ製ゲーミングチェアは珍しい存在ですが、本記事では網羅的に解説していきます!
イスに座ると蒸れが気になったり、夏場に汗をかきやすい人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
メッシュ製ゲーミングチェアが少ない理由
メッシュは網目状に素材を織り込んだ生地です。
伸縮性があり、その網目構造により通気性が良いという特徴があります。

従来のゲーミングチェアではPUレザー製が主流であり、その廉価版としてファブリック製が展開されてきました。
つまり、メッシュ製ゲーミングチェアは稀な存在。
そこで、メッシュ製ゲーミングチェアが少ない理由とその実情を解説していきます。
モータースポーツが原型
ゲーミングチェアは車のシートを転用して誕生した経緯があり、モータースポーツのシートを原型にしています。

そのため、ゲーミングチェアにはメッシュ製がそもそも存在しませんでした。

たしかに車のシートにメッシュ製は見かけないね。
従来のメッシュ製チェア
メッシュ製ゲーミングチェアを探すと、ワークチェアやオフィスチェアがヒットします。
家具メーカーのワークチェア製品が派生して、ゲーマー向けモデルとして発売されている傾向です。

うーん、ちょっとイメージと違うかも…

- ハーマンミラー
アーロンチェアのゲーミングモデル - エルゴヒューマン
関家具から発売のゲーミングモデル - イトーキ
サリダのゲーミングモデル
いずれもイスの定番ブランドですが、機能や外観がゲーミングチェアのイメージと違うし、価格も高額。
そんな状況が続いていましたが、遂に待望のメッシュ製ゲーミングチェア「DXRACER Air」が登場しました。
最新!メッシュ製ゲーミングチェア
世界初の完全メッシュ製ゲーミングチェアが「DXRACER Air」です。

2021年に発売開始された新モデルだよ。

全面にフルメッシュを採用したゲーミングチェア。
ゲーミングチェアの欠点であった通気性を解決した製品です。

メッシュ製ゲーミングチェアを求めていた人にはピッタリな製品。
DXRACER Airの詳細はこちら「爽快!DXRACEr Air」で詳しくレビューしています。
ゲーミングチェアに通気性が求められる理由
日本は高温多湿な気候です。
そのため、通気性(蒸れにくさ)がゲーミングチェアにも求められます。
本サイトが実施したアンケート調査では、ゲーミングチェアに満足した人は89.7%でした。

しかし、ゲーミングチェアのデメリットを聞くと、通気性や蒸れやすさを挙げる人が多い傾向でした。

蒸れにくいゲーミングチェアを選びたいね!
蒸れ対策ならメッシュ製ゲーミングチェアが最適です。
通気性が良いメッシュ製ゲーミングチェア

ここではメッシュ製ゲーミングチェアを網羅的に解説していきます。
どこよりも詳しく解説するので、参考にしてみてください。

通気性が良い製品だけを紹介するよ。
爽快!DXRACER Air

DXRACER Airは全面にメッシュを採用したゲーミングチェアです。
メッシュ素材を採用したフルエアメッシュのゲーミングチェアには期待感が高いですよね。
その一方で、デメリットもあるので注意しましょう。

読みたい場所からクリックして読んでね。
フルエアメッシュの凄さ
DXRACER Airの最大の特徴は全面がメッシュという点です。
これまでのゲーミングチェアの欠点であった通気性(蒸れやすい)を克服した製品になっています。

座面と背面の表面生地がメッシュなので、イスのフレーム骨格が透けて見えます。

しっかり通気性が確保されてるね。

従来のゲーミングチェアとは基本構造から一線を画した製品となっています。
通気性を求めている人にぜひおすすめしたいゲーミングチェアです。
充実した機能
DXRACER Airはメッシュ素材の他にも充実した機能があるので紹介していきます。

特にヘッドレストは画期的だよ。
- ヘッドレスト
- 4Dアームレスト
- リクライニング
ヘッドレスト
ヘッドレストのクッションにはメモリーフォーム、表面生地にはフランネル素材を採用しています。

低反発でフカフカだよ。

ヘッドレストのサイズは大きめに設計されており、使い心地が良いのが特徴です。

また、ヘッドレストは裏側のネジで固定し、高さ調整が可能です。

好みの高さで固定できて良いね。

他ブランドにはなかった画期的なヘッドレストです。
4Dアームレスト
肘置きにはDXRACERの上位モデルに搭載される「4Dアームレスト」を採用しています。

上下、左右、前後、水平スライドといった4種類の動きが可能です。
ランバーサポート
DXRACER Airの注意点としては独特なランバーサポートがあります。
一体型ランバーサポートとなっており、メッシュの裏側から昇降式のフレームで腰を支えます。

当然、クッションのような高さは期待できません。

ちょっと高さが足りないんだよね…

もし腰痛対策を目的に購入する場合、クッションを別途購入するほうが良いでしょう。
デメリットも含めて解説しましたが、通気性が良いゲーミングチェアを求めている場合には「最高の一品」です。
DXRACER Airのレビューの詳細はこちらの記事を参考にどうぞ。

アーロンチェアとエルゴヒューマン
ゲーミングチェアではありませんが、ワークチェアにメッシュ素材を採用した製品が多くあります。

以前からオフィスチェアにメッシュ製は多かったね。

ワークチェアから派生したメッシュ製ゲーミングチェアも登場しています。
そこで、人間工学に基づいたワークチェアの二大ブランドといえば、この2つ。
値段も約10万円と高額になりますが、簡単に紹介します。
アーロンチェア
ワークチェア界で絶対的な地位を誇るのが米国発のアーロンチェア。
家具メーカーのHerman Miller(ハーマンミラー)のブランド力もあり、アーロンチェアの人気は揺るぎないものになっています。

日本の老舗ブランドにオカムラがありますが、世界的な知名度ではアーロンチェアの足元にも及びません。
メッシュ素材ではありませんが、ハーマンミラーとロジクールがコラボしたゲーミングチェア「エンボディ ゲーミングチェア」が登場。

ワークチェアの世界的ブランドもゲーミングチェア市場に参戦しました。
実際に試しましたが、たしかに快適。

ちなみに、エンボディゲーミングチェアの値段は20万円超え。

さすがの価格ですが、ハーマンミラーのゲーミングチェアならぜひ使ってみたいですね。

エルゴヒューマン
エルゴヒューマンはコスパに優れた台湾発のブランド。
ワークチェア界ではアーロンチェアと人気を二分しています。

ワークチェアの価格帯としては、ハーマンミラーやオカムラが約15万円、その一方でエルゴヒューマンは10万円を切ります。
ブランド間で比較すると、エルゴヒューマンはコスパが良いブランドと言えます。
エルゴヒューマンからもゲーミングモデル「WINcase(ウィンケース)」が2020年に発売開始。

ゲーミングチェアブランド「Contieaks(コンティークス)」を扱う関家具が、エルゴヒューマンの監修のもとで発売した製品がWINcaseです。
エルゴヒューマンの製品ではなく、関家具の製品というのがポイント。
値段は実勢価格で約12万円です。
個人的には、これを買うなら標準的なエルゴヒューマン(価格:8万円〜10万円)で良いんじゃないか、という気がしています。

ビジネスマンなら憧れるワークチェアだね。

予算を10万円に設定する場合、エルゴヒューマンはコストパフォーマンスに優れたメッシュ製チェアですよ。
隠れた最強!サンワダイレクト
エルゴヒューマンは値段が高い…手が出せない…
そんな人におすすめしたいのがサンワダイレクト。

パソコン周辺機器を扱う日本メーカーで庶民の味方です!
実はオフィスチェアやゲーミングチェアを扱っており、エルゴヒューマンに類似したイスもあります。

もちろん、表面生地はメッシュ素材。
背面が高いハイバックでオットマンが付いていた製品もあります。
値段もお手頃、低価格のゲーミングチェアと同程度の2万円〜3万円です。
150-SNCM010と150-SNCM007という2つのモデルから選びましょう。
ファブリック製ゲーミングチェア
メッシュ素材ではありませんが、快適なファブリック製ゲーミングチェアもあります。

ファブリック製のほうがメッシュ製よりも安いよ。
ただ、ゲーミングチェアの構造的な特徴である分厚いウレタン層により、イスとしての通気性はメッシュ製に劣ります。

ゲーミングチェアのクッション性の良さは通気性と表裏一体。
心地よいクッション性を求めると、イスの内側に高密度なウレタンを充填する必要があります。

そのため、一般的なゲーミングチェアのデメリットとして通気性の悪さが挙げられます。
しかし、表面素材の工夫により、サラッと肌触りで快適なゲーミングチェアもあるので紹介していきます。
通気性が良好なファブリック素材
ファブリック素材には様々な種類があります。
サラッとした肌触りや通気性を求めるならポリエステル製がおすすめ。

日本の高温多湿な気候にもピッタリなファブリック素材です。
通気性が良いファブリック製ゲーミングチェア

ここでは通気性が良いファブリック製ゲーミングチェアを解説していきます。

定番のAKRacingとDXRACERがおすすめだよ。
AKRacing
AKRacingはゲーミングチェアの老舗ブランド。

日本で人気トップのブランドだよ。

AKRacingの主力製品にはファブリック製のWolfとPUレザーのNitroがあります。

厳密にはWolfのカラー部分もPUレザー製ですが、黒色の部分はファブリック製。

カラダが触れる背面と座面はファブリック製であり、サラッとした肌触りの素材を採用しています。

実際に触れると分かりますが、ポリエステル製で夏場も快適そうな生地です。

PUレザーよりも通気性が良いね。

通気性が良いファブリック製ゲーミングチェアなら、AKRacing Wolfが無難でおすすめですよ。
DXRACER
ゲーミングチェアの人気をAKRacingと二分する老舗ブランドが米国発のDXRACER。

世界で初めてゲーミングチェアを作ったブランドだね。

AKRacing Wolfと同様なファブリック製モデルで比較すると、価格はDXRACERのほうが約5千円ほど安い傾向です。
また、通常のファブリック生地のモデルに加えて、高撥水モデルもあります。

DXRACERでは2種類のファブリック素材モデルがあるので、価格と撥水性を踏まえて選んでみましょう。
通気性を最重視する場合には、DXRACER Airがおすすめです。
日本製バウヒュッテ
ゲーミングチェア業界の中でも数少ない日本メーカーがバウヒュッテ。

バウヒュッテのゲーミングチェアはファブリック素材により全面が覆われているのが特徴です。
ファブリック素材は100%ポリエステル製で通気性に優れています。

他にもヘッドレストとランバーサポートは3D形状で体にフィットする設計。

このヘッドレストとランバーサポートは着脱可能です。
もちろん、ファブリック製なので洗濯もできます。

日本ブランドだからこその細かな点まで配慮されたゲーミングチェア。
安心感がある日本ブランドです。
予算を抑えるならGTRACING
価格を抑えたいなら、格安ゲーミングチェアのGTRACINGで選びましょう。

GTRACINGの特徴は、AKRacingやDXRACERと同様なデザインかつ機能を破格の安さで提供していることです。

ファブリック製ゲーミングチェアのGTBEE-REDなら2万円以下で購入可能。
また、最近ではGTRACINGよりも安いGALAXHEROも登場しています。

GALAXHEROならファブリック製ゲーミングチェアを1万5千円以下で購入できますよ。

デザインやカラーの好みで選ぼう。

GTRACINGとGALAXHEROはどちらも中国製です。

とにかく価格を抑えて購入したい人におすすめのブランドです。
その他のファブリック製ゲーミングチェア
ファブリック素材を採用したゲーミングチェアでは、雰囲気がカジュアルな製品も多くあります。

レザーやメッシュとも違う印象だね。

さらに、女性向きな可愛いゲーミングチェアが多いのもファブリック製の特徴です。

通気性だけでなく、柔らかい質感からカジュアルな印象を与えるのがファブリック製ゲーミングチェアです。
こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にどうぞ。

通気性が良いメッシュ製ゲーミングチェア まとめ

本記事では通気性が良いメッシュ製ゲーミングチェアを解説しました。
メッシュ素材のゲーミングチェアならDXRACER Airがおすすめです。

世界初のメッシュ製ゲーミングチェアだよ。
他にもワークチェアブランドからもゲーミングモデルが発売されています。
ただ、ゲーミングチェアとはデザインや機能が若干異なり、値段も10万円超えで高めです…
そんなときは、サラッとした肌触りのファブリック製ゲーミングチェアがおすすめ。
AKRacing Wolfが定番であり、値段で選ぶならGTRACINGやGALAXHEROも安くてお手頃ですよ。



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