本記事ではファブリック素材の「ゲーミングチェア」を解説します。
ゲーミングチェアの表面素材は合成皮革(PUレザー)とファブリックの2つがあります。

ゲーミングチェアの多くはポリエステルを活用したファブリック素材を採用しています。
レザーとの違いは…
蒸れにくい!
ポリエステルはスポーツウェアにも使われおり、サラッとした肌触りが気持ち良いですよね。

メッシュ構造にすることで日本の高温多湿な気候にもピッタリなゲーミングチェアに仕上がっているんですよ。
ただ、Amazonや楽天でファブリック素材かどうか確認するのは結構苦労するんですよね…
本記事ではブランド別におすすめのファブリック製ゲーミングチェアを解説していきます!
ファブリック製を買うべき理由を解説
ゲーミングチェアの素材は主にポリウレタン(PU)レザー製のとファブリック製の2種類があります。

主流はPUレザー製だよね。

ここではファブリック製のメリットを解説していきます。
結論からいうと、PUレザー製とメッシュ製の良いとこ取りの製品になっています。

ファブリック製の良さを知っておこう。
- 通気性が良い
PUレザーに比べて通気性が良い - カジュアルで部屋に合わせやすい
柔らかい印象の製品も多い - 価格が安い
ファブリック製は価格が安い傾向
通気性が良い
ファブリック製ゲーミングチェアは布素材であり、PUレザー製よりも通気性が良いです。
表面素材としては、ファブリック製は程よく通気性が確保されています。

メッシュとレザーの中間だね。


高温多湿な日本では、ファブリック製は蒸れにくいゲーミングチェアとしておすすめですよ。
カジュアルな印象で合わせやすい
ファブリック製のゲーミングチェアは、素材にもよりますが、カジュアルな雰囲気になります。
特に起毛素材のスエード地だと、ファブリック製だからこその質感。

質感がレザー製と違うね!

また、女性向けの可愛いゲーミングチェアが多いのものも、ファブリック製の特徴です。

通気性が良いだけでなく、そのファブリック生地の質感も魅力の一つです。
価格が安い
基本的にファブリック製はPUレザー製よりも値段が安いです。
素材自体の値段がファブリック生地のほうが安く、それが製品価格にも反映されています。
AKRacingで素材違いのモデルの価格差は5千円。

ファブリック製のWolfが安い!

DXRACERもスタンダードモデルで素材違いの価格差は1万円。

1万円も安くなるんだね。

ゲーミングチェアの価格は決して安くありません。
ただ、可能なら有名ブランドが欲しい…という人には低価格なファブリック製は狙い目です。
人気ブランドのAKRacingやDXRACERでもファブリック製なら3万円〜4万円で購入できますよ。
ファブリック生地とレザー/メッシュとの違いと注意点
通気性が良く、サラッとした肌触りがファブリック製の特徴です。

夏でも快適だね。


しかし、ファブリック製ゲーミングチェアにも注意点があります。
ここではファブリック生地と他の素材の違いと注意点を解説していきます。
レザーとの違い
PUレザー製のメリットは手入れしやすいことです。

飲み物をこぼしても拭けば大丈夫。

PUレザーは表面を拭くことができるので、掃除しやすいというメリットがあります。
一方、通気性が良いファブリック生地では、すぐに拭き取らないと液体が染み込んでしまう点に注意が必要です。
メッシュとの違い
メッシュ製ゲーミングチェアはファブリック製よりも通気性が高く、蒸れにくい点です。
PUレザー製とファブリック製では背面と座面の内側にはウレタン層がありますが、メッシュ製にはウレタン層がありません。

これなら通気性が良いね!

ファブリック製はPUレザー製よりも通気性が高いですが、メッシュ製には敵いません。
蒸れやすさが気になる人はメッシュ製の「DXRACER Air」を選びましょう。

ファブリックの注意点
ここまで説明したとおり、ファブリック製の注意点としては以下の2点があります。
- 掃除しにくい(飲み物に注意)
- メッシュ製のほうが通気性が良い
メッシュ製まで通気性は求めず、飲み物もこぼす心配がなければ、ファブリック製はピッタリです。
ファブリック製は価格が安く、人気ブランドも手頃で購入できますよ。
ファブリック製のゲーミングチェア
ここではファブリック製ゲーミングチェアのおすすめブランドを解説していきます。

同じファブリックでも違いがあるね!

ファブリック製ゲーミングチェアはデザインの幅が広いのも特徴です。
そこで、ブランドをタイプ別に分類しておすすめのファブリック製ゲーミングチェアを解説していきます。
定番の人気ブランド
日本では人気2大ブランドとしてAKRacingとDXRACERが市場を席巻してきました。
最近では格安の中国ブランドやデザイン性の高い新鋭ブランドも登場していますが、引き続き人気が高いメーカーです。
AKRacing
AKRacingのファブリック製ゲーミングチェアはWolfです。

ゲーミングチェアの王道であるAKRacingの中でも、人気モデルがWolf(ファブリック製)とNitro(PUレザー製)です。

厳密にはWolfもカラー部分はPUレザーを使っています。
ただ、黒色の部分はファブリック製でメッシュになっており、通気性が確保されています。

ただ、唯一の欠点は…
値段が高い!
です。
Wolfは約4万円と高めですが、老舗ブランドの安心感を選ぶならAKRacing Wolfがおすすめです!
DXRACER
日本ではAKRacingに並ぶ定番ブランドがDXRACERです。

AKRacingが中国、DXRACERが米国を拠点としたブランドです。
どちらもゲーミングチェアブランドとしては老舗に分類され、デザインも似ています。

正直、AKRacingとDXRACERのデザインと機能に大きな違いはありません。
価格はDXRACERのほうが約5千円ほど安い傾向があります。
ファブリック生地を採用しているフォーミュラシリーズ DXRは約3万円で購入できますよ。
安定の日本ブランド
低価格なゲーミングチェアは中国ブランドが多く、欧米ブランドは高級モデルを中心に扱っています。
その中でも日本製として販売しているのがバウヒュッテです。

バウヒュッテのデザインはAKRacingやDXRACERにも類似していますが、随所に日本製らしさがあります。
ポリエステル製で通気性が良いファブリック素材により全面が覆われています。

ヘッドレストとランバーサポートは3D形状で体にフィットする設計です。

これはゲーミングチェアでも珍しいね。

他にもアームレストが上下だけでなく左右にも動いたり、細かい配慮が多いゲーミングチェアです。

約3万円のモデルとしては充実した機能を備えています。
格安の中国ブランド
最近はAmazonを見ていても無名の中国製品が増えています。
その特徴として…
とにかく安い!
そんな中国ブランドの中でも評価が高いゲーミングチェアを紹介します。
GTRACING
格安ゲーミングチェアの代表格がGTRACINGです。

GTRACINGの特徴は、AKRacingやDXRACERと同様なデザインと機能のゲーミングチェアを破格の安さで提供していることです。

ファブリック製ゲーミングチェアのGTBEE-REDは2万円以下で購入できます。
Amazonのレビュー数も非常に多く、格安ブランドの中でも安心感がありますよね。

実際に海外メディアのゲーミングチェアランキングでも近年はGTRACINGが上位にランクインしており、ブランドとして確立されつつあります。
格安ブランドの中から通気性の良いファブリック製ゲーミングチェアを選ぶならGTRACINGがおすすめです。
ただ、ファブリック製のモデルは種類が限られているので注意が必要です。
GALAXHERO
GALAXHEROはGTRACINGよりも低価格で最近勢いのあるブランドです。

ファブリック製ゲーミングチェアなら1万5千円以下で購入できます。

こんなに安くて良いのだろうか…

かつてのGTRACINGを彷彿させる勢いなのがGALAXHEROです。
ゲーミングチェアとしての機能やデザインは十分ですし、かなりコスパが高い製品です。

ファブリック製のADJY601はカラーも複数あり、他ブランドよりも選べる選択肢があります。
とにかく価格を抑えて購入したい人におすすめです。
お洒落な個性派ブランド
ファブリック生地はその質感を生かすことで従来のレーシングタイプとは異なった雰囲気にもなります。
ここではインテリアにも合わせやすいお洒落なゲーミングチェアを紹介します。
Secretlab
Secretlab(シークレットラボ)はシンガポール発祥の海外で人気が高いゲーミングチェアです。

日本ではAKRacingとDXRACERの人気ですが、海外ではSecretlab(シークレットラボ)が各種ランキングの上位を独占。

2020年から日本でも販売が開始されており、ファブリック製のモデルも扱っています。
PUレザーはロゴがゴールド、ファブリックはロゴがブルーで分けられています。

オメガとタイタンは身長で選び分けます。

基本はオメガで問題ないよ。

従来のレーシングタイプのゲーミングチェアとは異なり、高級感あるモデルです。
価格は約5万円でAKRacingよりも若干高めです。
イトーキ
イトーキは日本の家具メーカーです。

コテコテなゲーミングチェアとは異なり、ややカジュアルな雰囲気もあるゲーミングチェアを扱っています。

インテリアにも合わせやすく、フローリングが多い日本の住居にも合いやすいデザインです。

ファブリック製の質感を生かしており、むしろオフィスチェアのほうがしっくりくるかもしれません。

もちろん、ゲーミングチェアの機能は標準装備しています。
他にはない落ち着いたデザインを探している人におすすめです。
まとめ:ファブリック製のゲーミングチェア
本記事ではファブリック製のゲーミングチェアを解説しました。
ファブリック製はレザーよりも通気性があり、蒸れにくいのが特徴です。

PUレザー製よりも値段も安いよ!
ただ、食べ物や飲み物をこぼすと掃除しにくい点がデメリットです。
各ブランドからファブリックとPUレザーのモデルが販売されているので、好みで選びましょう。
機能や座り心地は変わらないので、価格重視ならファブリックがおすすめですよ。
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