ゲーミングPCを購入するとき、ドスパラが候補に上がることも多いですよね。
ドスパラはゲーミングPCメーカーの最大手であり、主力商品「ガレリア」は価格が安くて高性能。
人気ゲームやVtuber、プロゲーミングチームとのコラボモデルも多く展開しています。
しかし、ドスパラについて調べると悪い評判も結構出てきます。

ドスパラの悪い評判の真相を解説するよ!

本記事ではドスパラの評判を解説していくので、ドスパラでパソコンを購入するときの参考にしてみてください。
ドスパラPCだけはやめとけ?悪い評判の真相

ネットで調べるとドスパラに関して様々な情報が出てきます。
その中にはドスパラに否定的な意見もあって「ドスパラPCだけはやめとけ」というコメントも出てきます。
このように言われるキッカケは、2018年に起きたネットにおける炎上騒動が原因です。
さらに、その後も景品表示法違反の措置命令を受けており、これらの経緯や詳細を解説していきます。

事実に基づいて紹介していくよ。
グラボ初期不良でネット炎上【事実】
ドスパラがインターネット上で炎上したきっかけは、2018年に起きたグラフィックボードの初期不良対応のミスです。
この騒動の原因は、初期不良を確認するドスパラのサポート部門における不具合の見落としでした。

具体的には、ユーザーが初期不良品(グラボ)をドスパラのサポート部門に送ると「初期不良なし」と判断され、同じ購入品をそのまま買取部門に出すと今度は「不具合」と判断され、大幅減の査定額を提示されたという事例でした。
初期不良品なのに認定されず、買取時には不具合と判断され、不満をもったユーザーがネット投稿してドスパラへの批判が集中。
このインターネット上の炎上を踏まえて、ドスパラとしては謝罪・返金で対応しています。

これ以降、ドスパラはサポート体制を強化しているよ。
景表法違反で措置命令【事実】
ドスパラは2021年に東京都から景品表示法違反で措置命令を受けています。
指摘された景表法違反の内容としては、新旧価格を提示して「新価格」が安いように見せていましたが、そもそも「旧価格」での販売実績がありませんでした。

以前は他の店でも見られたケースかもしれませんが、景表法により消費者が誤認を避けるよう規制されています。
ドスパラの場合、通販サイトで新旧価格として比較提示していた「旧価格」での販売実績が十分でなく、具体的には販売実績日数が不足していました。

景品表示法では比較対象価格の販売期間も明確に定められており、意図せずに知識不足で表示していた可能性もあります。
この措置命令を踏まえて、ドスパラでは通販サイトの表示方法は法令遵守を徹底しています。

消費者としても勉強になるね。
初期不良が多い?【噂】
ここまで紹介した「初期不良によるネット炎上」と「景表法違反の措置命令」は事実でした。
しかし、この噂については結論から言うと、ドスパラ製品の初期不良は決して多いわけではありません。
ドスパラショップ(価格.com)でも初期不良が多いという目立った報告はありませんでした。

ただ、このように初期不良が多いといった噂が出る背景には以下が考えられます。
- 初期不良のイメージが根強い
- 販売台数が他メーカーよりも多い
さきほど紹介した「初期不良によるネット炎上」などの印象が強く、ドスパラに対して初期不良のイメージが残ってしまったことが一つとして考えられます。
また、ドスパラはパソコンショップ最大手であり、販売台数も多いです。
初期不良率は他ショップと変わらないものの、その事例数は多くなり、口コミやSNSで触れられて噂として広まってしまっている可能性もあります。

いずれにしてもドスパラは安心のショップだよ。

ドスパラのメリット・デメリット

これまでに色々な経緯があったドスパラですが、そのドスパラのメリットとデメリットをまとめました。

ドスパラの特徴は最短で翌日出荷というスピードだね!

- 出荷が早い
- カスタマイズが豊富
- 24時間サポート体制
- 価格が高い?保証料金が高い?
これらのメリットとデメリットについて解説していきます。
最大のメリットは出荷の早さ
ドスパラの最大の特徴は出荷の早さです。

出荷は最短当日、さらにカスタマイズしても2日という出荷スピードはBTOパソコンの中では最速。
ただし、地域や諸条件によっては遅れますが、多くの人は最速納期を実感できるはず。

北海道、九州、沖縄は納品目安が1日遅れの翌々日ですが、それでもスピーディな出荷ですね。
価格は高い?デメリットは保証料金か
評判やレビューを確認していると、ドスパラの値段が高いという口コミも見かけます。
しかし、ドスパラショップ(価格.com)でも多くは価格の安さと出荷の早さで決めた購入者が多く、製品にもよりますが、ドスパラの価格に満足している購入者が多い状況でした。
一方、保証料金は基本保証(1年)を延長する場合、購入価格の一定割合を支払う形式となります。
そのため、カスタマイズして価格が高くなるほど保証料金が高くなります。

また、毎月定額で支払うセーフティーサービスもあり、手厚いものの割高に感じるかもしれません。
マウスコンピューターではデスクトップ・ノート別で固定額を購入時に支払う形式なので、ドスパラの保証料金のほうが高く感じるかもしれません。
迷うならドスパラで買うべき

過去に炎上騒動や違反もあったドスパラですが、総合的に見るとおすすめできるBTOショップです。

日本の最大手だからね!
価格面も他ショップと比べても安いことが多く、最大の特徴は出荷スピードの早さです。
ドスパラで購入する場合、BTOゲーミングPCなのでパソコンの構成を自分で決めることができます。
もし予算が許すのであれば、部品をアップグレードし、延長保証に入ることをおすすめします。
購入時に交換すべき部品
ドスパラのゲーミングPC「ガレリア」を購入する場合、もし可能ならパソコンの構成を変更しておきましょう。
購入時に変更すべき部品は電源とCPUクーラー(CPUファン)の2つです。
① 電源
電源はパソコンの動力であり、ゲーミングPCは大量の電力を必要とします。
電源には80 PLUSというメーカー間で決められた基準があり、Standard~Titaniumの6段階に分けられます。
上位モデルになるほど故障しにくく、劣化しにくいのが特徴であり、安心して長く使うことができます。
ドスパラなどのBTOメーカーではBronze(下から2番目のランク)が使われる傾向がありますが、1万円程度を追加してGoldにアップグレードするのがおすすめです。
② CPUクーラー(CPUファン)
CPUクーラーとはパソコンの頭脳であるCPUを冷却するパーツです。
このパーツの冷却/排熱効率が上がると、パソコンがサクサク動きやすくなり、快適にゲームプレイできます。
しかし、正直なところ、一般的なBTOメーカーではCPUクーラーに良いモノが使われていません。
購入後の最初は良いのですが、劣化が進んで効率が悪くなるパーツなので、後々の性能や快適さの寿命に関わってきます。
簡易水冷式は導入コストが高めですが、手入れや冷却能力を考えると、コストパフォマンスに優れているのでおすすめです。

長く使うなら電源とCPUクーラーは変更しよう!
延長保証は入るべき?
ドスパラでは2種類の保証が用意されています。
毎月定額で支払う保険のようなセーフティーサービスと購入時に一括支払いで加入する延長保証です。
結論から言うと余裕があれば延長保証(2年間分)のほうに入りましょう。
セーフティーサービス(毎月支払い)は様々なトラブルに対応してもらえますが、自分の不注意による故障さえ気をつけていれば問題ありません。
延長保証は基本保証の延長部分であり、自然故障が対象です
この延長保証による無償交換が計3年分あれば充分です。

安心したいなら延長保証がおすすめだね!
ドスパラPCだけはやめとけ?のまとめ

本記事では「ドスパラPCだけはやめとけ?」というドスパラの悪い噂の真相、さらには実際のメリットとデメリットを解説しました。
ドスパラは過去に「グラボ初期不良で炎上騒動」や「景表法違反で措置命令」があったことは事実ですが、いずれも公式サイトで公表したうえでキチンと対応しています。
どうしてもネットに噂だけが残ってしまいますが、そこに影響されずに現在のドスパラを評価しましょう。

ドスパラは総合的におすすめなショップだよ。
ドスパラでゲーミングPCをを購入する場合には、本記事の注意点も参考にしてみてください。
ゲーミングPCを長く快適に使用したい方は、電源とCPUクーラーをグレードアップし、延長保証(2年追加)に入ることがおすすめです。
どちらも予算に余裕があれば積極的に行いましょう。

